ヨットの自作そして自然と文化を訪ねる航海で見つけたもの、空間段階の文化による文化の生命化で新しい世界を開く。

dictionary

知的統合空間に関連するもの

(あいうえお順)

KJ法

KJ法は知的統合空間に関する技術として非常に重要なもので、これが無くては、空間を成り立たせる高度情報機能を作る事はできないと考えている。
KJ法に関してはいくつも本が出ている。「川喜田二郎著 発想法 中公新書」 野外科学であるKJ法と、創造性の世界である知的統合空間はとても相性がよいと考えている。
第二章 生命空間を求めて(ヨットの自作と航海の記録 1982~8)は、この航海計画の初めからKJ法を使用した。またこのWebサイトの文章はKJ法のB型文章化(この前にA型図解化がある)に当たる。これらの作業で、文章が行き詰った時には探検ネットも駆使する。
関連項目は 探検ネット

空間性

空間としての性質をどこまで備えているかを見るもので、縦横に張り巡らされた太い関係線があり、さらに流動性も無制限に近いものを備えていれば、空間性は相当高いものといえる。

空間段階の文化

この項目は、関連項目の統合体段階の文化とともに準備中です。

グループ

下記のチームワークの本の中で、チームと組織の中間の規模として捉えられている。
関連項目は組織
関連図書はチームワーク 川喜田二郎著

高度情報機能

我々の知的な生命活動には、なくてならない機能として考えた。つまり知的な生命活動を全面的に支える。第三章 空間段階の文化 [1]創造性の世界 1993 から高度情報機能社会も参照してください。高度情報化社会から高度情報機能化社会へ進むと、私は考えています。
インターネットの検索では高度情報機能の言葉は見つからず、高度情報処理あるいは情報機能強化などになる。もちろん高度情報機能社会は無く、高度情報化社会あるいは高度情報社会なら無数に検索できる。
行動情報機能社会または高度情報機能化社会の二つの言葉が出てくるかもしれませんが、同じことです。以前は機能、今は機能化を使っており、以前よりもはっきりと強く主張しているということがあります。

高度情報機能化社会

知的な生命活動は身体と同じ、その活動が妨げられればたちまち体調を崩し、病そして死に至ることもある。高度情報化社会を超えて、知的な生命活動を支え促す生命を対象にした高度情報機能化社会を作ることにより、宇宙そして自然の統合空間に連なる知的統合空間の統合作用も現実のものになる。これによって人間の内的な問題だけでなく、社会あるいは世界の深刻な問題も解決される可能性が出てくる。また文化の生命化という夢のようなことも実現可能性が出てくる。

個性

個性は特別なものではなく、知的統合空間の基礎単位として考えている。一人の人間が個性的であるばかりでなく、その人間の日々の活動が、そして生きる世界すべてが個性的なものであると考えている。
関連項目は 創造性

サービス

自然

ここでは宇宙、自然、文化という3つの統合空間の一つとして取り上げている。
関連項目は 「宇宙」、「文化」。 「創造性の世界 1993」を参照してください。

自由

自由には、選択の自由もあるが、ここでは船や飛行機のように道具を作ることによって得られる自由を考えている。つまり知的統合空間という道具は、知的な生命活動(生きることでもある)を大きく飛躍させるものとして捉えている。ちなみに、道具に熟練することも自由度を広げる。

衆目評価法

KJ法にあります。内容は後日。

順次指導制

KJ法にあります。内容は後日。

絶対自律

航海中に読んだ「無神論」 久松真一著 法蔵選書の中で知った言葉で、人類は神律的他律から相対的自律と移り、絶対自律を目指しているということである。

第三章の創造性の世界 1993に「相対的自律」、第一章の空間を作る2003-8に「絶対自律」の項目があります。

創造活動

創造の部分は知的統合と置き換えることができます。よって日常的なものとして捉えている。つまり我々は、誰もが日常的な創造活動をしている。またこのサイトでは必要に応じて、より一般的な創造活動を使うこともありますが、知的生命活動または統合活動としても同じです。
トップ(FrontPage)から第三章 空間段階の文化 [1]創造性の世界、も参考にしてください。
関連項目は 知的統合活動

創造性

創造的であるかかどうを見るもので、個性と同じように日常的一般的なものとして考えている。つまり誰もが創造性の世界の中で生きていると考えている。よって創造性開発といった能力開発とは少し趣きが違っています。あくまでも皆が生きる空間、知的な生命活動をする知的統合空間という中で捉え考えています。

創造力

知的な統合活動によって生まれる力、知的統合力と同じ。知的な統合活動は個人を越えた知的統合空間で行われます。よってここでは知的統合力(=創造力)も主に個人を超えた場として考えることになります。
この個人を越えた場は、文化、道具として考えることができるものであり、ここでは技術的に扱える力として捉えています。ちなみに私は日常的な活動全てを、これまでに無い、そこだけの一回きりの個性的なものとして捉えています。よって頭の良い悪い、能力のある無しに関わらず、誰もが創造活動をしていることになります。
繰り返しになりますが、ここで創造力という言葉を使う場合、個人を超えたグループ、組織あるいは社会、つまり知的統合空間として考えていることになります。
関連項目は 知的統合力

組織

このサイトではグループと共に、主に集団の単位、規模を表すものとして使っている。
関連項目は グループ
関連図書は

探検ネット

KJ法の技術。狭義のKJ法は節目で使い、同じ意味で探検ネットは日常的な使い方をしている。ノート用の小さなKJラベルを使わず、直接書き込んでいくことも多い。このような場合は集中している時でもあり、非常に細やかな言葉の地図模様ができる。KJ法の場合はKJラベルが主人公だが、探検ネットは自分自身が主人公でラベルの配置を決める。
関連項目は KJ法

知的

ここで扱う知的という言葉は、知能あるいは興味の高さという意味は含まれていない。すぐ下の「知的生命活動」にあるように、ごく日常的な普通の誰にでも働いている作用として捉えている。

知的生命活動

知的統合空間を考える上で最も基礎的な言葉。私としては「知的な生命活動」といった方がより身近に感じるのでこちらもよく使う。第一章の[1]空間について 2002、1 知的な生命活動の中で、この活動が日常的にそして誰にでも働いていることを表した。つまり歩く、話す、見る、計算する、料理する、作る、夢見るなどすべてこの知的な生命活動と捉えている。

知的統合

無機的統合、有機的統合に対応して考えた。

知的統合力

知的な統合活動は個人を超えて知的な統合空間で行われます。よって知的統合力も個人の範囲に限らず知的統合空間という場で生まれるものと考えることができます。知的な生命活動をする人間の知的統合空間を作ることによって、この力を非常に大きなものとすることができると考えています。創造力も同じ。

知的統合技術

個人とグループそして組織など、知的統合はその人数を問いません。よってチームワークなどをこの視点で捉えると面白いと思います。
また上記、KJ法などについても知的統合に直接関わる技術として捉えている。ただここでは、高度情報機能を作るというごく狭い意味で考えていて、様々な既存の技術についてはまったく整理されていない。
関連項目は高度情報機能

知的統合活動

知的生命活動、創造活動と同じこと。私は日常的に誰もがこの活動をしているものと捉えています。そして一生の間途絶えることなく続けている。

知的統合空間

このWebサイトの主要な言葉で、人間の知的な生命活動を全面的に支え促すものとして捉えている。後ろと前を入れ替えた(流線型を逆流線型にした)西洋の船は、これによって以前の船とは比較ならないほど性能を上げた。人間の知的な生命活動も同じで、統合空間という本来の動きを可能にする形、道具を持つことによって、これまでの統合体的なものとは比較にならないほどの創造力(=知的統合力)を発揮することができると確信しています。
この言葉自体は「生物の世界」今西錦司著、の無機的統合空間、有機的統合空間に対応するものとして考えた。また我々が作ることができる道具として、文化という言葉と同意語であると考えている。ちなみに無機的統合空間は宇宙、有機的統合空間を自然として捉えている。
関連項目は 無機的統合空間、有機的統合空間

チームワーク

少年のころから何かしら気になる大事な言葉として存在していた。しかし、一般的には勝手なまねはするなという意味で使われていると感じている。私の場合は、複数の人間による知的統合活動あるいは知的統合技術と捉えている。つまり個人がより自由になるためであり、あるいは自在な形を取ってより良い仕事を易々(やすやす)とを成し遂げるためである。一言でいうとより高い能力を得るためのものである。しかしこのことを、力を合わせてというと違和感が出てくる。

統合体段階の文化

この項目は、関連項目の空間段階の文化とともに準備中です

文化

このWebサイトのテーマ、知的統合空間と同意語。ここでは宇宙、自然、文化という3つの統合空間の一つとして取り上げている。
関連項目は 「宇宙」、「自然」。 「創造性の世界 1993」を参照してください。

無機的統合空間

「生物の世界」今西錦司著、の中で宇宙をさしているものと私は捉えた。非常に面白い本で、アンダーラインを入れると全文にわたることになります。
関連項目は 有機的統合空間、知的統合空間

有機的統合空間

「生物の世界」今西錦司著、の中で自然をさしているもの。
関連項目は 「無機的統合空間」、「知的統合空間」


ヨット関連

(あいうえお順)
木については合板とともに木材の項目に集めました。

アンカー

錨。私は砂、泥に適したダンフォースアンカー(アメリカ製)を常用している。岩や海草の多いところに適した種類の錨をもう一つ持つことが一般的である。瀬戸内ではチェーンを3mほど繋いでいるが、以前はさんご礁で切られないように、太さ6mm、30mほどのチェーンを持っていた。

オープントランサム

トランサムは船尾のことで、コックピットの床がそのまま船尾に伸びて開いている形式のこと。波が打ち込んでくると心配する人もいるが、そのようなことは無かった。私は何かと使い勝手の良いこの形式が好きである。現在は船外機の他に、ダウンリガーという釣り道具をここに設置している。

カッターリグ

前帆が2枚に同時に上げられるように設計されたもの。私の7.3mガフカッターではジブセールとステースルの2枚。しかし同じカッターリグでも同時に上げるようには設定されておらず、どちらか一枚を上げる。つまり、実際は2枚上げるのはなかなか大変で熟練も必要、しかも微風軽風用のジェノアジブセールを採用しているので、これを開くとステースルはほとんど遊んでいる、またジェノアを閉じるとここにもう少し小さな帆を上げるのは一仕事になるので結局上げないし、設計上も設定されていない。いちど設計者に訪ねたことがあるが、屈強なクルーをいつも乗せることができるなら、もう一枚用意しなさいということで、賛成は得られなかった。現在はジェノアジブをフライングジブに換えて実験しているが結果はまだ。

ガフ

ガフリグの四辺形セールは、下辺をブームが、上辺をガフと呼ばれる張り出し棒で支え広げる。7.3mガフカッターはどちらも同じ3.6mの長さで、材はスプルース、軽くするために空洞になっている。

ガフリグ

すでに100年前に全盛期を終え、現在はほとんど見られない。しかしカタマランTIKI38などの設計者であるウォーラム氏は現代的なガフウイングセールとして復活させた。

ガフジョー

キール

竜骨。太く、しかも曲がっているので、7.3mガフカッターでは数枚の板を接着して作った。船の長さで型を作り、その上で接着した。
関連項目は フィンキール

クリート

ここではジブシートおよびメインシートを留めるクリートについての話です(他にもやい用、ハリヤード用がある)。その他の用途のクリートと少し形が違い、片側がシートを食い込ませるようにしてある。ジブシートやメインシートを引き弛(ゆる)めるなど調整したら、クリートでUターンさせ、反対側にシートを食い込ませておしまい。素早い仕事ができる。変化の激しい海域、状況で何度となく繰り返すのでとても重宝する。この素晴らしい働きをするクリートの設計図は、池川富雄さんより提供された。私は欅(けやき)で作り、亜麻仁油で三日三晩(実際はこれより少しだけ短い)煮た。26年間使用した現在(2009)も健在。もちろん割れてしまったものもある。

クルーザー

一般的には各地を航海する目的で設計された船で生活するための一切の設備を持っている。多種多様なセーリングクルーザーの中で、私の船7.3mガフカッターもその一つで外洋航海向き。
7.3mガフカッターは、割りにコックピットは広く(これは設計者横山さんの強い意向、重要な操船する場として確保してある)、動きは軽快である。しかしキャビンの出入り口は高いところに設定されているので、沿岸で遊ぶ家族向きではないかもしれない。この出入り口は、後方からの波で破壊されないように設計された、ブリッジデッキという構造物の上にある。また、この高い所にある出入り口は、大西洋で転覆した時、容易に波が打ち込まないという大事な役目を果たした。
気に入らないところもある。コックピットの腰を下ろす面、ここが座りやすいように考えたのか曲面であり、この曲面によって出来た低いところに排水口が設置されている。船体の水線上に出口があり、ゴムホースで繋がれている。特別悪さをしていないものの気になる。コックピットの内側、一番低いところに出口を作れば、心配の種は無くなるかも知れないが、平面にした方が問題を起す種はなくなる。
トイレはマストの前に描いてあったが、私は階段の後ろ、多くの船でエンジンが設置されるところに変更した。ここはもっともゆれが少ない所であり、これは成功だったと思う。

シアー材

船体最上部、デッキとの角のところを走っている縦通材。

ジャイビング

風下に船首を落とし、さらに船首を回して反対舷から風を入れること。風上に船首を回して、風を入れる舷を変えるタッキングと大きく違うのは、帆が後ろから来る風にあおられて勢いよく反対舷にかえるため、大きな力が発生すること。操作を誤ると勢いよく船首が風上に回る、ブームが折れる、人に当たる、何か艤装が壊れる、船が大きく傾き落水するなど危険を伴う。状況(特に波高が低い場合は)によってはジャイビングを使わずにタッキングで方向転換をする。しかし反対に、波にたたかれてタッキングができない時はジャイビングの方が簡単なことも少なくない。

ジブシート

ジブセールを引くロープ。進水以来ずっとウィンチハンドルを使わないで済ましている。船が小さいのでほとんどの場合引くことが出来るが、強風の場合などは舳先を少し風上回して、風を少し抜き、ジブシートが緩んだときに引く。

ジブセール

7.3mガフカッターでは、微風から軽風に使うジェノアジブセールと、荒天用のストームジブの2枚。順風から強風まではインナーフォアステーに上げるステースルがある。ジェノアジブは風力2ぐらいまでが適当なようで、風力3のクローズホールドともなると豪快な帆走になる。つまり相当船が傾くので交換したほうがよい。追っ手なら相当な強風まで使用できる。実際このジェノアジブとストームジブは、ステースルと比べて使う機会が少なかったので、帰港後も白さを保っていた。
関連項目は ステースル

ジブハリヤード

ジブセールを揚(あ)げるロープのこと。ワイヤーロープと繊維のロープとを編んでつないだものが一般的。ハリヤードの項目も参照のこと。

シーマンシップ

船乗りの技。英語のシーマンシップを使うのはヨット用語として覚えたためである。またスポーツマンシップとは違い、シーマンシップに精神的な意味合いは無いと聞いている。

スケグ

私の船7.3mガフカッターは、大きなスケグが付いている。3本の割と長いボルトが入っており、このボルトでキールに垂直に取り付ける。少しもガタは来ていないがこのような取り付け方でよく持つと思う。
しかしフィンキールは6本のボルトでキールに垂直に取り付けてある。こっちの方はもっと感心するが、簡単な計算をするとこれで強度的に持つことが少し理解できる。静的な、船が垂直に立っていいる場合の一本のボルトの平均的な荷重は100kg以下である。横倒しの場合を考えても、このボルト一本の引っぱり強度から比べると本当に小さな力である。このボルトよりもキール付近の船体が持つか心配になる。それでもここにガタが来ないのは、水中では柔らかな動きということか。船が傾いたままで激しいパンチング、それも船首部ではなく中央部が落ちるような衝撃ではどうか。最大荷重がかかるような状況はどのようなものか。

ステースル

メインセールと共にもっとも多用した帆である。カッターリグで、マストを前方から支える2本のワイヤーの内、内側のインナーフォアステーに上げる。風力2ぐらいから荒天用のストームジブと交換するまでの広い範囲の風に使える。進水当時はメインとステースルの2枚だけで走っていた。

ステム

ラワン材の中でもピンク色のとても軽いもので作った。直立し水面に触れるところで強く曲がっているので、とても薄くした材をエポキシ接着剤で積層した。ラプラタ川で丸太への衝突で、感じの良い形を失ってしまった。

ストリッププランキング

船体外板を張る方法の一つで、細長い棒状の木材を長く抜け難い形をしたアンカーファーストネイルという釘と接着剤(エポキシ樹脂)で、卵の殻のように一体となった強固な船殻(せんかく)といったものを作る。7.3mガフカッターでは高さ18mm、厚み14mm(これは仕上げ寸法なので1mmぐらい厚いものを使う。)

スナップシャックル

シャックルはネジ式、こちらは簡単なピンにかける方式。

スプレッダー

マストの中間にあって、ステーを張り出して角度を変え、マストの強度を増す。7.3mガフカッターのは両端が上方に湾曲しているので、製作には手間がかかった。中央にマストを入れる穴があり、マストに作られた段差に乗っけるだけである。

スプレー号

この船は今でも人気があるようで、自作する人がいるようだった。百年以上も前の1895~98に、帆船のキャプテンでもあるジョシュア=スロ-カムが小さなヨット、たぶん36フィートの古い漁船を、一人でフレームやキールまで新しくして修復し、世界一周をした。単独。スプレー号世界周航記 草思社または中公文庫にもあり。第二章の(2)自然と文化を訪ねる航海へ 2U.S.Aの(3)アマチュアボートビルダーに関連文章あり。

ソプラニーノ

Sopranino JOG(外洋レースにおけるジュニアオフショアグループと呼ばれるごく小さなヨット)の草分け。全長6.1m 水線長5.41m 幅1.75m 喫水1.4m 重量845kg バラスト213kg Patrick=Ellam, Colin=Mudie, Sheridan House Inc,

タッキング

日本語でいえば上手回し。風上に船首を回し、さらに風の来る方向を越え、風が入ってくる舷を変える。風下から変える場合はジャイビング。当然のことながら、行き足を落とさないように舵と帆の操作をする。7.3mガフカッターの場合は、ジブセールに裏風を入れて少し回転を助けるようにする。メインセールも少し引き込む。ジブセールを反対舷に移すときには、ばたばたさせないで一瞬で最適なところに引き込む。船が回る前と回り始めてからなど、舵切り角度も最適なものがあると考えている。

ディンギー

私が最初に自作したスパロークラスもこの中にはいる。どのような定義で分類されているか、良く分からない。簡単にはごく小さな船の類、デッキがあっても波除ぐらいしかないもの。

塗装

トランサム

船尾。7.3mガフカッターはオープントランサムといって、コックピットの床板がそのまま船体最後部まで伸びている。船尾が開いていることを心配する人は多いが、ここから波が入って来たことは無い。設計図では船外機が設置される。

バウスプリット

木材の米松のところに関連記事あり。スパー類の一つで、船首から前方に張り出し、マストからステーを取って帆を張る。7.3mガフカッターでは長さ1200mmある。

ハリヤード

ジブハリヤードは4mmステンレスワイヤー(7×19)を10mmのロープと繋いで作った。ヨットでは編んで繋ぐ。のちにロープだけのものに変更した。メインハリヤードは2本あり、ガフの角度を見ながらを引き上げる。非常に軽くあっという間に上げることができる。下ろす時も、手の中で滑らすと適度な速度で落ちてくる。ハリヤードの留(と)めはビレインピンといわれるものに八の字に2回巻く。この時、解(ほど)けないようにロープの端に当たる方を返して内側入れるようなことはしない。

ビレインピン

フィンキール

直進させる役目を持つ。帆に発生する力はほとんどの場合斜め方向である。また重りの役目もするので鋳物あるいは鉛で作る。私の船は鋳物で作った。フィンキールとキールの取り付けでは、フィンキールに取り付けボルトの穴を開けた後、この穴の前後左右に傾いた誤差の通りにキール側に穴を開けねばならない。これは割りと簡単で、ボルトを入れ、これに穴の空いた2枚の合板を使い、誤差の通りに組み立てる。これをキールに当てて穴を開ければよい。
キールとフィンキールの取り付け面には、一番絞りのゴマ油で作った固練りペイントを使った。
フィンキールの取り付けに関しては、スケグのところにも記事あり。
関連項目は キール

フェローセメント製ヨット

鉄筋、鋼線(ピアノ線)と金網で船の形を作り、モルタルを塗り込む造船法によるもの。これらの各材料にも様々なものがある。日本でも全長6~7mのセーリングクルーザーが売り出されたことがある。

ブーム

ブームのマストとの回転部は、ジョーというケヤキで作った部材が付いている。ブームのジョーは直線的平面的だが、斜めに立ち上がるガフジョーは湾曲しているので、製作が難しかった。
メインシートのブロック(滑車)は、金具ではなく6mmのロープでブームにぶら下げた。

マスト

ガフリグのマストは、以前は小節がたくさんある丸太を使ったということを聞いた。私は航海途中に、マストの表面を削られないように、ガラス布をエポキシペイントで固めた。
大西洋で折れた部分は、古いブームをもらい、エポキシ接着剤を使用しスカーフ継ぎをした。この古いブームは中をくり抜いたものではなかった。7.3mガフカッターではマストはもちろん、ブームとガフそしてバウスプリットも中空である。

メインセール

船の大きさとしては厚手のセール生地で作ってもらった。長尾セールの話では、厚手にする必要は無いだろうということだったが、ツギハギだらけの今でも割りとしっかりした形を保っているように思う。またセールとしては深いカーブの方に属している。私の見るところ、セールは浅く平らなものと深く大きなカーブを持った2種類があるように思う。7.3mガフカッターには後者がいいと感じ、またとても気に入っている。

メインハリヤード

ハリヤードのところにジブハリヤードともにあり。

木材・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

7.3mガフカッターの船体には、ほとんどの部分でラワンといわれる南洋材を使った。スパー類(マストなど)はスプルース、えぞ松、米桧、などの針葉樹。内装には胡桃(くるみ)、カランタス、欅(けやき)、スプルース、米松といった見た目の良いもの、軽いものを。クリートは欅、デッドアイは樫(かし)、そしてデッキ、キャビンの隔壁には、ラワン材の船舶用合板を使った。

えぞ松

スプルースと同じように、マスト、ブームなどのスパー類に使える。小節のあるものをスパロークラスのマストとブームに使った。7.3mガフカッターでは、建造の初めから船台などに使用した後、すべて内装に使った。針葉樹で、建築用材として普通に売られているようである。

合板

船舶用として売られている厚さ9mm(デッキと隔壁)と6mm(キャビンデッキつまりキャビンの屋根用)の2種類を使用した。大きさは4尺×8尺。

樫(かし)

デッドアイに使用した。20年を過ぎたあたりから割れなどが出てきた。非常に強い圧力と風雨、太陽光線にさらされており、本当によく持ったと思う。10年辺りが交換時期か。予備品も使いきり、もう一度新しく作り直す必要がある。

カランタス

甘い香りを持ち、非常に軽い材でマホガニー風の容色がある。全部カランタス(たぶんデッキは合板)で作ったヨットを見たことがある。レース派のオーナーは、さらに船体を軽くしようと船内を削っていた。木材事典ようなもので、木材として一級品ではない、シガレット入れや楽器が作られいる、ヨーロッパに輸入されていると書いてあったように記憶している。

胡桃(くるみ)

非常に温かな感じのする、あるいは葉が落ちた晩秋の林のような色合い。格子状の床板を作った。

欅(けやき)

7.3mガフカッターには本当に少しだけ使用している。ガフジョーなどマストととの回転部、そしてクリートはすべてこの欅である。そういえば階段の踏み板にも使った。

スプルース

建築材建具材としてよく使われている。友人と2人で材木屋に行き、製材された厚板の山から本当にいい部分だけを選んで買った。年輪は虫眼鏡を使わないと見えないぐらい詰まっていた。軽くて折れにくいスプルースは、マストにはごく一般的つまり優良材である。

私の船には使っていない。ストリッププランキング工法で船体に使えると思ったが、割りと高価だったので最初からあきらめた。軽くて強い船体ができるように思う。米杉を使った自作艇を見たことがあるが、自作者は耐久性又は耐水性があるといっていたような記憶がある。またよく通った材木屋の主人は、作業中に折れるのは檜(ひのき)で、音がするけど折れないのが杉と語っていた。

米松

アメリカでは、すべてをこの米松で作っているヨット(セールボート)もあるということで、その写真を見たことがある。ニス塗りの非常に感じの良いものだった。日本に来ているものは木目が割りと粗いが、つんでいるものも見たことがある。最初のスプルース製のバウスプリットの根元部分にひびが入ったので、2本目の材にこれを使用した。1本目は中空だったが、2本目は中空部分を外に出すように設計しなおした。

ラワン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ラワンとして売られているものには、本当に多種多様な材が混じっているのではないかと思われる。色は赤いものからピンク系統まで、比重もいろいろで一番重いものと軽いものでは相当な違いがある。船齢28歳(2011年)の今、最も軽く耐久性が低いと思われたピンク系統のラワンも健在である。
私が買ったものの中には白ラワンと呼ばれるものは入っていなかったが、現地では船用材として使われているということを木材関係の本で読んだ記憶がある。上記カランタスもラワンとして売られているものの中に混じっていた。


ラダー

舵。もちろんこれもラワン材で、しかも歪まないように素直な柾目を選んで作った。7.3mガフカッターには、ラダーと同じ深さの大きなスケグが付いている。またラダーシャフトには廃品の太いステンレスボルトを使った。このステンレスの種類は分からず。進水3年目ぐらいに、舵板をシャフトから外して点検した時、シャフトと舵板を取り付けるヒレの溶接部、内側の見えない部分にのみ電蝕が見られた。再度溶接で盛り土した。その後は問題は無いようだが、そろそろ点検の要あり。

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